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【在宅ワーク研修におすすめ】テレワークに必要なスキルとは?
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2022/01/31
※ この記事は5分で読めます。
昨今、新型コロナウイルスの影響で多くの企業でテレワーク・在宅ワークが急激に普及しました。
実際に企業の研修などもリモートで行われる機会が増えてまいりましたね。
既にテレワークを行ったことのある方も多いと思います。テレワークって何かと自由なイメージがありますが、その反面オフィスの雰囲気とは違うことでなんだか集中できなかったり、「仕事の中でわからないことがあったとしても相談しにくい」といった、コミュニケーションに大きな課題があります。
このコラムでは、テレワークに求められるスキルから、具体的にどのような内容を研修で養うべきかまで含めてご紹介します。
テレワークで求められる3つのスキル
これまでの働き方と違いテレワーク特有の求められるスキルがあります。それは以下の3つです。
①自己管理スキル
勤めている企業や部署、職種によってもさまざまですが、テレワークにおける働き方のルールは比較的、自己の裁量に任せられているケースが多いです。自宅やカフェなどで仕事を行うと、上司に見られていないということもあり少し気を抜きたくなる場合もありますよね?またサボろうと思えばサボれてしまうのも事実です。仕事と家でのオンオフの切り替えがされている方であれば、尚更感覚的にも気が緩んでしまいがちです。そこで自己管理スキルが重要となります。何時までに何をするかと言ったように業務を細分化し、進捗を管理する。そう言ったスキルを身につけることで効率的に業務を行うことが可能です。
②基本のITスキル
リモートワークでは必然的にビデオチャットツールやコミュニケーションツールなどこれまでではあまりビジネスシーンで使用されていなかったITツールを使用する機会が増えます。
さらに普段であればちょっとわからない部分は近くの同僚に聞いてしまうといった方もテレワークであれば質問しづらく困ってしまった。という意見もあります。そこで、重要なのが基本程度のITスキルです。基本レベルのスキルは幅広いビジネスシーンで役に立つので、身に付けておいて損はないと言えます。またわからない部分は自分で考える癖をつけておくこともおすすめです。
③コミュニケーションスキル
最後に求められる重要なスキルはコミュニケーションスキルです。「テレワークなのにコミュニケーションスキル?」と思っていませんか?
テレワークでの基本の連絡手段はメールやチャットツールを用いた活字でのコミュニケーションもしくはオンライン会議のようにビデオ通話を使用した、オンライン対話ベースのコミュニケーションとなります。
いずれの手段の場合でも、直接のリアルなコミュニケーションと比較して、伝えることができる情報量が圧倒的に少なくなってしまいます。そこで重要なのがコミュニケーションスキルです。
相手の雰囲気を察知して伝えたい内容を汲み取る能力、また反対にこちらの意図を正確に相手に伝える伝達能力など、コミュニケーションの基本的なスキルが高い人が重宝されるでしょう。
例えばテキストを送信する前に一度「この文章で自分の意図は伝わるだろうか?」と、客観的な視点で考える習慣をつけることもおすすめです。
テレワークのメリットとデメリット
働き方が大きく変わる中で、さまざまなメリットとデメリットがあります。
メリットとは
①無駄な会話を減らして生産性向上
テレワークになると、当然、上司や同期など会社の同僚と会う機会が減り、仕事上での連絡以外でのコミュニケーションが減りますが、その空いた時間を仕事に費やすことができるので、同じ1日でも作業効率がよくなるケースがあります。
また、そう言った些細なコミュニケーションに煩わしさを感じていた方には、むしろ好都合かもしれません。他愛もない雑談や、プライベートでの付き合い、上司がいるからまだ帰れないといったコミュニケーションにおけるコストの部分がなくなることは大きなメリットと言えます。
②通勤コストの削減
もう一つのメリットが通勤コストの削減です。これまでなら通勤時間の有効活用として電車の中などで本を読む方や、車で通勤中に耳だけで学べるコンテンツが増えていました。
やはり時間というものは誰にとっても貴重な有限な資産です。中には片道2時間、1日往復4時間も通勤していたという方も多いのではないでしょうか?
テレワークが普及することで、通勤による時間的なコストがなくなったため、余剰の時間を効率的に使うことができるようになりました。
朝の時間をゆっくり過ごしたり、学びの時間に当てるなどしてこれまでの通勤時間をフルに活用しましょう。
デメリットとは
①怠けてしまう
やっぱり人間は他人の目がないと怠けてしまう生き物です。
リモートワークの場合、基本的には時間管理が自由となります。また家だとリラックスしてしまい集中できないなんてこともよくあります。上司や周囲が居ない環境になると、モチベーションの維持も自分自身で行わなければいけないので、仕事へ意識を向けることは簡単なことではありません。
②評価基準が成果主義になってしまう
リモートワークの場合、基本的に業務のプロセスや過程は見えないので、どうしても成果物を基準の評価になってしまいます。評価制度や業務プロセスによっては管理者の目の届くように評価を行うことは可能ですが、その場合は業務フローを改める必要があるでしょう。
③セキュリティ面
本来であれば、社用パソコン・社用携帯は会社から持ち出すことができないが、リモートワークを導入した場合、セキュリティに対する働き手の意識向上が必要です。業務フローやシステム上でのキュリティ面はもちろん、1人ひとりがセキュリティに関する知見を持ち、意識しなければいけません。
まとめ
最後にテレワークに必要なスキルを下記にまとめます。
- ①自己管理スキル
- ②基本のITスキル
- ③コミュニケーションスキル
上記3つを身に付けて、テレワーク生活を充実させましょう。